頑丈なのにアレンジ自在!川口工器の水切りラック

ちょっと手狭なわが家のキッチンにやってきた、川口工器の水切りラック。

狭いキッチンにこんな大きな水切りラックを設置して大丈夫なの?と心配しながらの購入でしたが、これが大正解!

収納スペースと作業スペースが確保できて、快適なキッチンになりました。

狭いキッチンを広く使える、水切りラックの魅力を解説します!

目次

燕三条はものづくりの町

みなさん、燕三条という地域をご存じでしょうか?

包丁などの刃物やフォーク・スプーンなどのカトラリーの産地としてご存じの方も多いと思います。

燕三条は、新潟県の中心あたりの「県央地区」にある燕市と三条市にまたがる地域のこと。

燕市は刃物・金属加工・洋食器の製造が盛んで、三条市は商業が盛んな商人の町。このふたつが一緒になることで、燕三条はものづくりの町として世界にまで知られるようになりました。

燕三条の金属加工の歴史は江戸時代から始まったそうです。

新潟県はいまでこそ有数の米どころですが、江戸時代は水害や豪雪の影響で農業だけで生活していくのが難しい地域でした。そこではじまったのが、和釘づくりです。

この和釘づくりから燕三条では鍛冶が盛んになり、その流れを汲んで現在でもステンレスなどのあらゆる金属加工が盛んに行われています。

パール金属や和平フレイズ、アウトドアメーカーのスノーピークも燕三条の企業です。

川口工器もそんな燕三条の企業のひとつで、1948年に三条市で金物問屋として創業されました。

水切りラックをはじめ、ハンガーラック・ランドリーラック・玄関収納などさまざまな家具収納用品を企画・販売しています。

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収納用品の企画・通販サイト 川口工器オンライン 直営店 毎日が便利になる、オリジナル収納用品&家具の企画販売サイトです

わが家の水切りラックはこちら

それでは、わたしのイチオシの水切りラックを解説したいと思います。

水切りラックのサイズ感

川口工器の水切りラック

わが家の水切りラックは、燕三条で製造されたステンレス製ラックです。

上下2段の背の高いタイプで、シンク上に設置できます。

大まかな寸法は以下の通りです。

  • 全体のサイズ:幅85〜105cm、高さ65.5cm、奥行き28cm
  • 棚板:幅40.2cm×奥行き28.5cmが2枚
  • 水切りかご:幅41.7cm×奥行き28cm×深さ6cm(トレー付き)が2つ
  • 付属品:まな板立て・カトラリーケース・Y字フック2個・S字フック5個
  • 総重量:5.4kg
  • 耐荷重:20kg(棚・水切りかごが各5kgずつ)

水切りラックと言えばシンク横に置くものが一般的ですが、狭いキッチンを有効活用したくてシンクの上に設置できるものを選びました。

フレームには太さ1.6cmのステンレスパイプが使われていて、見るからに頑丈そうな作りです。

上段の高さは164cmのわたしの目線あたりにあり、幅もしっかりあるので、水切りラックとしては大型のものだと思います。

奥行きは28cm。一般的なシステムキッチンの奥行き60cmか65cmなので、奥から1/2ほどの幅になります。

かなり幅をとってしまうため圧迫感が心配でしたが、奥行き65cmのわが家のキッチンでは圧迫感は気になりませんでした。

川口工器の水切りラック

水切りかごの奥行きは内寸23cmと小さめですが、家族4人分の食器を十分収納できますし、直径28cmまでの鍋ならすっぽり入ります。

フレーム部分を使えば、さらに大きな鍋やフライパンもふせておくことができます。

また、サイドバーがたくさんあるデザインなので、付属品を全部つけても余裕があります。

水切りラックのサイズ感を解説してきましたが、イメージはわきましたか?

詳細なサイズを見たい方は下記の商品ページをチェックしてみてくださいね。

シンク上 伸縮式 システム 水切りラック 奥行28cm ステンレス製

収納用品の企画・通販サイト 川口...
シンク上の有効活用!シンク上水切りラック - 川口工器オンライン直営店 シンク上の空間を利用したシンク上水切りラック。幅は無段階に伸縮するので、シンク上から作業スペース上の空間をたっぷりお使いいただけます。水切りカゴと網棚は使いやす...

自由度の高さがポイント

この水切りラックの一番のポイントは、使い方の自由度の高さです。

身長・使い方・キッチンの構造などに合わせて、好きなようにカスタマイズできます。

いろいろ探してみましたが、こんなに自由度が高い水切りラックはあまり見かけませんでした。

カスタマイズできる点は以下の3点です。

  • 幅は85~105cmで好きな幅を選べる
  • 上段・下段ともに3段階の高さ調整が可能
  • 水切りかごと棚の入れ替えが自由にできる

ラックの幅を自由に変えられる

ラックの幅は85cm〜105cmの間で自由に変えることができます。

フレームが伸縮式になっているので、無段階で調整可能。フレームについたネジを緩めて、好きな幅に調整してからネジをしめるだけで、好きな長さで幅を固定できます。

一般的なシステムキッチンのシンク幅は65cm〜100cmなので、大きめのシンクでも大丈夫です。

わが家では収納スペースを拡張したいのもあって、ほぼ最大サイズで設置しています。

上段・下段ともに高さ調整できる

川口工器の水切りラック

上段・下段ともに高さは5cmごとの3段階が選べて、それぞれを好きな高さに設置できます。

ラックを設置してみて気付いたのですが、シンク上に設置するタイプの水切りラックだと、キッチンの蛇口の高さとの兼ね合いが重要なんです。

蛇口自体の高さも大切ですが、ハンドル部分が上下に動くタイプだと蛇口の高さよりもさらに空間が必要になります。

わが家はこのハンドルが上下に動くタイプだったので、下段を一番下の高さにしたところ、蛇口の開け閉めしにくくなってしまいました。

そこで下段は3段階の真ん中にして設置しています。

蛇口の高さは測ってから購入したのですが、まさかそんな盲点があるとは…。高さ調整できたことに救われました。

シンクの蛇口の高さだけでなく、吊戸棚の高さもキッチンによって違うので、上下段ともに好きな高さを選べるのはとても便利です。

水切りかごと棚の入れ替えが自由にできる

棚板と水切りかごは、幅85cmで設置するとふたつ並んでぴったり収まるサイズです。

この棚板と水切りかご、実は組み合わせが自由。上段でも下段でも自分の使いたいように設置できます。

わたしは洗い物のしやすさを優先して下段に水切りかごをふたつ並べましたが、下段に棚をおいて鍋置き場したり、普段よく使う食器を置いたり、自由な使い方ができます。

また、水切りかご×4つのタイプも販売されているので、すべて水切りかごにするという選択肢もあります。

こんな感じで使ってます

川口工器の水切りラック

わが家では水切りかごと棚板がそれぞれ2つずつ付属するタイプを購入して、上段に棚を、下段に水切りかごを設置して使っています。

写真をみてもらうと丸わかりですが、上段の棚にはシリアルやインスタント飲料などの食料品・電気ケトル・鼻水吸引機・スライサーセットなどが満載になっています。

ラックの幅を105cmにしているので棚板が少し足りないのですが、無印良品のファイルボックスと組み合わせて収納スペースを増やしています。

下段は通常の水切りかごとして使っています。

元々シンク横に置くタイプの普通の水切りかごをつかっていたのですが、左右のふたつを合わせると以前のものよりたっぷり食器が収納できるようになりました。

奥行きが28cmなので大物は置けないかと心配していましたが、少しはみ出させれば大きな圧力鍋もふせておくことができます。

そしてサイドバーの内側に付属のまな板立てを、外側にカトラリーケースを設置しています。

スペースに余裕があったので、さらに無印のカトラリーケースやフックを追加して、計量スプーンやキッチンバサミの収納場所にしました。

さらに、フレーム前面にはアルコールスプレー・洗剤のスプレーボトル・計量カップを引っかけています。

水切りラックを使ってみたら

とにかくたくさん収納できる

棚に収納しているものをすべて出してみました。

自分でもびっくりするくらい、たくさんの物が収納できていますね。

本来はデッドスペースになることが多いシンク上に、この量が収納できるのは本当に魅力的です。普段から家族がよく使うものを中心に置いているのでとても便利に使っています。

そして予想外に役に立っているのがサイドバー!

まな板立てにまな板3枚、カトラリーケースによく使うキッチン用品、大量の洗濯ばさみ、シリコン蓋、柄つきスポンジ・スプレー類が全てサイドバーに収納できています。

収納が足りなくて困っていたので、大助かりです。

ぐらぐらしない安心感

こんなにたくさんの物を収納して大丈夫なの?と思われるかもしれませんが、実はこの水切りラックは全然ぐらぐらしないんです。

上の棚から物を取っても、水切りかごに大きな鍋を置いてもぐらつきません。素晴らしい安定感です。

フレームが頑丈に作られているのがよくわかります。

また、足部分にアジャスターがついているので、キッチンの表面に多少の段さがあっても大丈夫。

たくさん収納していても、安心して使えています。

キッチンが広く感じる

大きなラックですが、このラックを購入したことでキッチンが広く感じられるようになりました。

わが家のキッチンは、シンクとコンロの間の作業スペースが48cmしかありません。まな板とボールをひとつを置くともういっぱいになってしまいます。

毎日キッチンにたっていると、この狭さが本当に苦痛でした。

「この水切りラックなら、シンクの右側が使えるんじゃない!?」と思い立って購入しましたが、実際に使ってみるとそれ以上の効果を感じています。

まずはシンク右側のスペースがあいたこと。そして、シンクのまわりに置きがちな物を棚にすべて収納できたことで、キッチン全体がすっきりしました。

ちょっとしたことですが、これだけでキッチンが広く感じられるようになりました。

また、使いやすい場所にキッチン小物を収納できたり、コンロと水切りかごが近づいたことで、料理中の動線もよくなりました。

せまいキッチンにこそオススメ

わたしが愛用している水切りラックをご紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

この水切りラックを購入して、わたしはせまいキッチンのストレスから解放されました。

サイズは大きいですが、手狭なキッチンにこそおすすめしたい水切りラックです!

しっかりした造りと自由度の高さで、あなたのキッチンもきっと使いやすくなりますよ。

ライター:ムラカワ ユウコ

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