みなさんはお気に入りのお皿はありますか?
私はたち吉の「水音」シリーズのガラスのうつわに出会ったことで、料理のモチベーションが上がったり、盛り付けにこだわるようになったり、作ったことがない料理も挑戦してみようと思えるようになりました。
お気に入りのお皿があるだけで、料理に無関心だった私がこんなにも変わりました。食器にはこんなにもパワーがあるのだと実感しています。
たち吉のガラスのうつわは、一見繊細に見えますが、実は丈夫で、どんな料理も引き立ててくれます。
今回は私のお気に入りの「水音」シリーズ、ガラスのうつわをご紹介します。
私とたち吉のガラスのうつわの出会い
私がたち吉のガラスのうつわと出会ったのは、結婚指輪を購入したメーカーのプレゼント企画で当選したからでした。
それまで「たち吉」という名前は聞いたことがあるくらいで、食器にさほど興味もなかったため、「お皿か〜。他のプレゼントが良かったな」と思っていました。
その後プレゼントが届き、たち吉のマークが入った上品な水色の箱に入っていたのは、「水音」というシリーズの、20cmほどのペア麺鉢というガラスのうつわ。
見た瞬間、我が家にこのようなタイプの食器はなかったので、夫と「素敵!お上品!」と飛び上がったのを覚えています。
最初はもったいなくてなかなか使えず、食器棚に封印される予感がしていましたが、一度使ってみるとガラスのうつわの虜になり、今は特別な日に使っています。
このたち吉のガラスのうつわを使うようになってから、他の食器にもこだわるようになりました。ガラスのうつわと、他の適当な食器を一緒にテーブルに並べるのはさすがの私でも許せませんでした。
食器にこだわるようになると、料理のモチベーションが上がるのはもちろん、以前より格段に料理のレパートリーも増えました。より食事を楽しむ心が育ったように感じます。きれいに盛り付けて、テーブルに並べたときの満足感・食べる前のワクワク感は病みつきです。
今までは食べられれば良いと思っていたので盛り付けも適当でした。その感覚が今では信じられません。
たち吉のガラスのうつわと出会ったことで、こんなにも食生活が変わったことに、とても感謝しています。
たち吉のガラスのうつわの魅力
この「水音」というガラスのうつわは、その名の通り水音をイメージした涼やかなデザインで作られています。
写真では伝わりづらいのですが、お皿の縁は綺麗な丸の形ではなく、わずかに歪んだような、絶妙なラインなのです。このフォルムがとても好きです。ガラスのうつわは、たち吉の職人さんが1つ1つ丁寧に手作りしているので、世界に1つだけの一品なのです。
そしてガラスの中には雲母の粒が散りばめられています。この粒が光に当たるとキラキラ煌めいて、とっても綺麗。
ガラスと言っても完全な透明ではなく、くぐもったようなデザインなので、夏の暑い季節だけではなく、季節を問わずに使えるのもお気に入りポイント。
またガラスの食器は繊細で扱いづらそうなイメージがありましたが、このたち吉のガラスのうつわは、見た目は繊細ながらも実際に触ってみると意外と分厚く、丈夫なのです。
「洗うのが大変だから…」と使うのが億劫になることもありません。
どんな食材も引き立て、シンプルで上品ながらもテーブルの上で圧倒的な存在感を放つガラスのうつわ。
なによりこのデザイン、飽きが来ないと思います。食器棚の奥に追いやられて、使わなくなるという未来が想像できません。
特別な日に使うガラスのうつわ
食器自体それほど興味がなく、盛り付けられればなんでも良いと思っていて、料理はどちらかというと苦手で盛り付けも適当でいいと思っていた私。
このガラスのうつわに出会ってからは、盛り付けも気を使うようになりました。こんな素敵なお皿に無造作に盛り付けようとはさすがの私も思いません。
我が家では日常使いではなく、特別な日に使っています。誕生日や記念日のお祝いディナーや、クリスマスやお正月など、1年のイベントで大活躍しています。
「水音」シリーズを使った盛り付け例
私はついつい沢山の量を盛り付けてしまいますが、このガラスの器はカーブを描いているので少量でもとっても映えます。
主にサラダやカルパッチョを作るときにこのうつわを使っています。
野菜や魚介など食材の赤や黄色、緑や白もよりキレイに引き立てて、食欲をそそります。
このガラスのうつわがあればサラダもペロッと食べてしまいます。
もうサラダやカルパッチョはこのガラスのうつわしか使えません…。
まだ挑戦したことはないのですが、夏の暑い季節に冷製パスタや冷しゃぶなどの料理にも挑戦していこうと思います。
本当に、お皿が良いと料理のレパートリーも増えますし、食べたときの満足度も上がると感じています。
これからどんどんこのガラスのうつわとともに、素敵な料理を食べていきます。
虜になってしまう水音シリーズ
私は現在ペア麺鉢というものしか持っていませんが、調べてみると水音シリーズは他にもたくさん種類がありました。
小鉢や菓子皿、グラスや冷酒用の徳利と盃まで。とくに水音シリーズの冷酒揃は素敵すぎます。一目惚れしました。
既製品のように整った形ではなく、手作りがゆえに絶妙な縁のラインとガラスの模様がたまらない水音シリーズ。
私はプレゼントとして頂きましたが、お祝いやお返しにペアでプレゼントするのにとても良いと思います。
私のようにたち吉のことを知らなくても、食器に興味がなくても、絶対嬉しいプレゼントになるのではないでしょうか。
これから少しずつ水音シリーズや、たち吉の他のシリーズも集めていきたいです。
本当にお気に入りの食器だけに囲まれた生活が私達夫婦の夢になりました。
たち吉の歴史や理念もすごかった
こんなに素敵な食器を作っているたち吉について調べてみると、波乱万丈な歴史と当時からすると斬新な理念がありました。
たち吉は江戸時代後期、宝暦2年(1752年)に「橘屋吉兵衛」という名前で誕生しました。
大正や昭和の時代で何度か戦火に巻き込まれながらも、たち吉は同じ場所に踏みとどまり続けたそうです。
その後昭和25年(1950年)、200年間続けてきたお店が焼失するという大事件が起きます。しかしそこで決して諦めることはなく、そこからは焼け残った商品の大安売りで店の再建を実現させます。
そして当時なかった食器がギフトになるという発想を生み出しました。この頃から、食器がギフトとなり、食卓を彩るという新たな価値を作り出していたのですね。
そしてこれも当時は考えられなかった、自分で窯元に希望の商品を注文して作ってもらうという、どこにも売っていない独自で考えた商品を売り出しました。
たち吉の商品は「使う人の心に寄り添い、暮らしの楽しさを贈る」というコンセプトのもと作られています。
私はこのたち吉の歴史や理念を調べて初めて知りましたが、まさに暮らしが楽しくなるというコンセプトは本当に実感しています。
たち吉のこだわり
このようにお店として何度も厳しい状況に陥りながらも、何度も復活を遂げ、その状況の中で新しい発想を次々と生み出し、現在も受け継がれてるたち吉のこだわり。
たち吉の職人さんが一つ一つ丁寧に作り上げた、ガラスのうつわの絶妙なラインや質感は、熟練の職人さんならではのもの。
工場で作られた大量生産の商品との見た目や使用感が違うのは明らかです。
食欲という三大欲求の1つに密接に関わりがある食器。これを1つお気に入りのものに変えるだけで、こんなにも食生活が変わるということを実感した、たち吉のガラスのうつわとの出会いでした。
たち吉オンラインショップ
ライター:mintslife