400年以上の歴史を持ち、長崎県東彼杵群波佐見町で作られている波佐見焼。そんな波佐見焼はデザイン豊富で丈夫で値段も手ごろなため、近年注目を集めています。
波佐見焼は多種多様でオールマイティー。他の焼き物にはそれぞれ特徴があるのですが、波佐見焼にはこれといった特徴がありません。それが波佐見焼の良さだと言われています。だからこそデザインの幅が広く、老若男女問わず愛されているのだと思います。オールマイティーだからこそ用途やそれぞれのお家の雰囲気や自分好みに合わせてセレクトできちゃうのです。
波佐見焼にはたくさんの素敵なブランドがあるので初めて購入される方は迷っちゃうかも?
ここでは私がおすすめする波佐見焼ブランドについて紹介していきますので、購入しようと思っている方々や気になっている方々はぜひ参考にしてくださいね。
1、HASAMI
まず最初に紹介するのは「HASAMI」。私が一番好きなブランドです。「HASAMI」は昭和32年から続く「マルヒロ」が2010年に新しく発表したブランドです。「アメリカの大衆食器」がコンセプトになっています。「HASAMI」の魅力はなんといってもかわいくておしゃれなところです!
お好きなスイーツをテイクアウトして「HASAMI」のオシャレな食器にのせたらSNS映えすること間違えナシ!きっと充実したお家時間が楽しめるはずです。お家でカフェ気分が味わえますね!
Family Collection SEASON 01 プレート ミニ | アイテム,皿・プレート | マルヒロオンラインストア (hasamiyaki.jp)
こちらの食器は「Family Collection プレートミニ」。日常的に使う頻度の高いサイズになっていて、マグカップのソーサにも使えるため、持っていると非常に便利かも。
デザインはビックリンやコロンなど5種類あります。デザインも可愛いらしく、種類も豊富なため、ご友人にギフトセットとしてプレゼントしても喜ばれそう。キュートなデザインなのでお子様にもぴったりかも。
SEASON 01 ブロックマグ | アイテム,マグ・カップ・ソーサー | マルヒロオンラインストア (hasamiyaki.jp)
そのなかでも私が今回おすすめするのはこちらの商品。「ブロックマグ」と言って積み重ねて収納できるんです。波佐見焼の主流は「薄くて繊細」だったのですが、その主流を覆し、こちらのマグカップは「厚くて無骨」。またブロックのようにカラフルでおしゃれ。
全国的に人気になり、アパレルショップや雑貨店でも販売されています。それだけでなく、持ち手が斜めのカットによって普通のマグカップより握りやすくなっています。マグカップ自体も角ばっていないため、非常に洗いやすいのも魅力の一つです。
波佐見焼 『HASAMI』、人気だった限定ピンクがオンライン限定アイテムとして再登場! – CAFICT
最近ではピンクカラーの食器も販売されています。自分が好きなカラーのマグカップやお皿など一式揃えるのも楽しいかも!
2、白山陶器
続いて紹介するのは白山陶器。白山陶器の魅力は「飽きがこない程よいオシャレさ」です。やっぱりお茶碗やマグカップなどの食器って毎日欠かさず使うものだと思うんです。そのときいいなって思って購入しても飽きちゃうなんてことも、皆さん一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
でも白山陶器の食器は程よいオシャレさがあるんです。オシャレなんだけど、見ていて使っていてほっとできるようなデザイン。仕事や学校から帰宅して白山陶器のお茶碗を使って夕食を食べれば、ほっと一息つけるのではないでしょうか?
白山陶器株式会社のウェブサイトです。平茶わん ~HIRACHAWAN~ (hakusan-porcelain.co.jp)
こちらが白山陶器のお茶碗です。どれもシンプルだけどそれぞれ一枚一枚、柄が違っていてオシャレですよね。家族全員でお揃いで購入して一緒に夕食を食べて家族団らんするのもいいかも。
白山陶器と言えば「ブルーム」という満開の花をモチーフにしたシリーズが人気です。実は職人の方々が一つ一つ丁寧に絵付けしています。
大人気のシリーズなので、もしかしたら飲食店で見かけたことがある方も、この食器を持っている方も多くいるかも?北欧風のデザインなので和食にも洋食にもぴったりですよね!パスタを入れるもカレーを入れるも親子丼を入れるも良し。これ1枚あると案外便利かもしれないですね。
白山陶器株式会社のウェブサイトです。ブルーム ~BLOOM~ (hakusan-porcelain.co.jp)
3、翔芳窯
続いて紹介するのは翔芳窯。翔芳窯も手書きの絵付けに力を入れている窯元です。
ブルーフラワーシリーズ│波佐見焼 翔芳窯 公式オンラインショップ (shop-shohogama.com)
上の写真は「ブルーシリーズ」の陶器で草花をモチーフにした絵柄になっています。陶器一つ一つによって微妙に形が異なっているところも趣があって素敵ですよね。手書きの絵付けだからこその温かみも感じます。
ローズマリーシリーズ│波佐見焼 翔芳窯 公式オンラインショップ (shop-shohogama.com)
数多くある陶器のなかでも特に今回紹介したいのは「ローズマリー」。食器の縁のデザインが素敵ですよね。この模様はローズマリーをモチーフにしていて、ローズマリーは可愛いだけではなく、神秘の香りを持つハーブと言われているため縁起もいいそうですよ。高級感もすごい。色によって雰囲気が全然違うので全部集めたくなっちゃいますね。
ローズマリーのお皿とマグカップを一緒に使うとさらに高級感が増しますよ。楽しいティータイムのひと時が過ごせそう。
4、永泉
続いて紹介するのは「永泉」。私が思うに永泉の魅力は陶器の色合いにあると思います。透明感のある鮮やかな色合いがとても素敵です。ちなみに釉薬という陶磁器表面を覆う薄いガラス質を塗ることで、陶器の肌につやが出るようです。素敵な色合いのわりにリーズナブルなため人気も高いようです。
波佐見焼 永泉 ナチュラル四ツ菊 小鉢(マーメイドピンク) – 大人の焼き物 (otonayaki.com)
同じ陶器でも見る角度によってツヤ感や色合いが微妙に違い、面白いですよ。
なかでも私がおすすめするのはこちらの長方形のプレート。ターコイズとマーメイドピンクの2種類があるのですが、どちらも揃えたくなるほどの美しさ!個人的にはこのターコイズの鮮やかな色合いが好きです。お寿司なんかを盛り付けるのにぴったりだと思いませんか?家族団らんや友人とのホームパーティーにももってこいですね。
波佐見焼 永泉 十草(角)プレート ディープ(ターコイズ) – 大人の焼き物 (otonayaki.com)
製品ラインナップ|株式会社永泉【公式サイト】波佐見焼|モダンなうつわで暮らしを彩る。生活スタイルに合うカジュアルな食器たち (hasami-eisen.com)
もう1つ私がおすすめしたいのが蕎麦を蕎麦つゆに付ける際に使用するそば猪口。こちらのそば猪口は「金銀そば猪口」というのですが、落ち着いた控えめな派手さが特徴です。
高級感があるけど派手すぎないというのは魅力の一つ。デザインは青波海、龍、花菱、ルジカ、椿と豊富な種類があり、デザインによって印象が全然違うのでそれもまた面白いですよ。
5、orime
最後に紹介したいのが「orime」。「orime」はテキスタイルをモチーフに作られているシリーズです。ちなみにテキスタイルとはラテン語で織物のことです。おそらくブランド名の「orime」も織物からきているのかも。織物をモチーフにしている点で日本らしさを感じられます。もともとアパレル業界で働いていたスタッフさんが考案したシリーズのようです。
柄はハンコを使用して作られていて、織物らしさを表現するために重なりやムラまで細かく作られていて趣がありますよね。色はホワイトとブラウンの二色があり、ホワイトとブラウンでハンコの種類が違います。ハンコによる凹凸によって視覚だけでなく、触覚でも陶器を楽しめるのも魅力の一つですね。
Pヘリンボーン 7寸丸皿 | 波佐見焼のOEM オンラインショップ|アイユー(aiyu) (aiyu-hasami.com)
こちらは「Pヘリンボーン 7寸丸皿」という食器で「ヘリボーン」というざっくりとした編み目が特徴です。21cmと大きめで深さも少し深めです。
まとめ
多種多様な波佐見焼。この記事を通して多くの人に波佐見焼の魅力が伝わっていたら幸いです。
今回紹介したブランドの他にもまだまだたくさんのブランドがありますので、ぜひ調べて自分好みのブランドを見つけてみてくださいね。
波佐見焼はオンラインショップでも購入できますので気になった方はぜひぜひご検討を!実際に自分の目で見て購入したい!という方は波佐見町を訪れてみてもいいかも。
波佐見焼の陶器を使用しているカフェなどもあり、きっとたくさんの波佐見焼に出会えるかも。 最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ライター:cafelate0217