雰囲気で酔う。銅と錫のハイブリット酒器【おいしいぐい呑み】で大人の宅飲み!

コロナウイルス感染症の終息の兆しが見え、お酒好きな方にとっては気兼ねなく飲みに行く機会も増えたかと思いますが、一方でお家で飲む【宅飲み】にどっぷりハマった!という方も多いのではないでしょうか?

コロナ過で行動制限が出されていた頃は、自宅でお酒を楽しむ方も多かったかと思います。

私も、しっぽりと一人自宅で飲む事が多くなり、「家で美味しいお酒が飲みたい!じゃあ酒器からこだわろう!」

という考えに至り、宅飲み愛好家になった一人です。

そんな考えで出会った酒器が、新越ワークスさんの【おいしいぐい呑み】(※現在は公式では販売終了となり、【まどろむ酒器】というシリーズで販売しています。)という酒器です。この「超」がつく程の、ど直球の製品名はこだわりを感じましたし、何より見た目もシンプルで洗練されていて、お気に入りの酒器の一つです。

今回は宅飲みのススメや、私の宅飲み必須アイテムである【おいしいぐい呑み】の魅力をお伝えし、こちらのぐい呑みから得られた発見や、学びを綴らせてもらいます!

目次

宅飲みで気付いた「酒器の魅力」

酒器の魅力に惹かれたのは、ここ最近の2~3年前で、きっかけは、やはりコロナウイルスの影響と歳を重ねたからでしょうか。

元々お酒が好きなので、20代の頃は気の合う仲間と飲み歩き、お給料はほとんど飲み代で消えてしまってました(笑)

家庭を持つようになり、気の合う仲間も家庭を持ったり仕事も多忙になっていく中で、中々以前の様に集まる事も少なくなり、おまけにコロナウイルス感染対策による行動制限。

必然的に自宅で飲む事が多くなる中で、マンネリ打破の為「自宅をお気に入りの居酒屋に!」を自分の中のコンセプトに、酒器にもこだわりたいなと考えました。

以前から蛇の目お猪口やビールグラスなど、いかにも居酒屋で使用していそうな陶器の酒器を愛用していたのですが、調べていく中で金属製の酒器がお酒を美味しくすると知り、これはぜひ試してみたい!と思ったのが始まりです。

銅や錫、金属の酒器がお酒をおいしくする理由

銅は、「銅メダル」等で見聞きしているので馴染みは有るのですが、錫に関しては聞きなれなかったので調べてみると、

スズは鉄などと比較すると融点が低いため比較的加工しやすい金属材料として、また鉛などと比較すると害が少ない比較的扱いやすい金属材料として、スズ単体、または、合金の成分として古来から広く用いられてきた。

(wikipedeliaより引用)

との事。

鉄よりさびにくい特性を持つので鉄板に錫メッキを施すことで、皆さんが良く耳にする「ブリキ」と呼ばれる金属材料になり、缶詰めの缶やブリキのおもちゃ等に使用されているようです。 

錫器が中国から伝来し日本に伝わったのは、なんと今から1300年前の奈良・飛鳥時代だとか!金や銀と同じくらい貴重品だった錫は神社の神酒徳利や榊立などの神仏具など神聖な物に使用され、ごく一部の特急階級のみ使用されていたようです。

銅や錫の酒器がお酒を美味しくする理由として2つの理由があります。

①        熱伝導率が優れ、お燗のお酒は酒器自体がすばやく温まり、冷酒はより冷たい状態でお酒を楽しめます。特に銅は金属の中で熱の伝わりが早く、且つ均等に伝わる。

②        錫には高いイオン効果があり、優れた殺菌効果や、鮮度を維持する効果があるとされ、このイオン効果が雑味を取り除くためお酒をまろやかにし、美味しくすると言われています。金属で唯一錆びない性質を持ち、イオン効果で水を浄化するとされているので、古来中国では井戸の底に錫板を沈めていたとの話もありました。

金属のぐい呑みは何となく「お洒落だな」程度に思っていたのですが、見た目だけではなく、きちんとした理論があってお酒を美味しくしてくれるんですね。

銅と錫のハイブリット酒器【おいしいぐい呑み】

調べれば調べるほど錫の酒器が欲しいと思っていた所、ふと立ち寄った食器雑貨店で販売していた【おいしいぐい呑み】。見た目もシンプルで気に入りましたし、価格も税別で1,4000円と手頃なので、一目惚れですぐ購入しました。

※現在は、60mlと90mlのサイズだったおいしいぐい呑みシリーズを1本化し、【まどろむ酒器】というシリーズ名で75mlとして改良し販売しています。価格は税別2,400円です。

こちらの【おいしいぐい呑み】は素材は銅製ですが、錫メッキを施したぐい呑みなので、銅の熱伝導率の高さと、錫のイオン効果のダブルの良いとこどりをした、正にハイブリッドな酒器なんです。

冷酒をこのぐい呑みで飲んでみると、お酒のまろやかさと澄んだ感じがし、確かに美味しさを感じます。

確実に感じる点は、ぐい呑み自体で指と唇で確かに冷たさを感じ、「本当にダイレクトに温度を感じるな」という印象を受けました。でも私の中での一番は、お気に入りの酒器で飲むお酒は視覚的にも満たされて美味しいという事です。

やっぱり「雰囲気」は大事ですよね!

このおいしいぐい呑みはお燗の際ももちろん使用可能ですが、ここで一つ注意したいのは、金属製なので電子レンジで温める事は出来ませんし、ダイレクトに温かさが伝わるので、熱めの熱燗を呑む際はやけどに注意したいところです。

錫や銅酒器の手入れ方法や扱い方

お気に入りの酒器は、末永く愛用したいものですよね。

そのためには、ある程度のお手入れが必要です。

調べたところ、どの金属でも基本的に同じ手入れや取扱いを注意すれば問題は無いようです。

ちなみに【おいしいぐい呑み】の取扱説明書には、このようなお手入れ・保管方法の記載がありました。

l   ご使用後は柔らかい布等を使い、食器用洗剤で洗ってください。

l   研磨剤の入った洗剤やたわし、スポンジはメッキがはがれる場合がありますので、ご使用にならないで下さい。

l   すすぎは十分に行い、洗った後は水分をしっかりと拭き取って保管して下さい。洗剤や水滴が残っているとシミになる場合があります。

l   重ねて保管すると錫メッキ表面に傷がついたり、はがれる恐れがあります。

錫100%や銅製品だと扱い方やお手入れ方法がまた変わるかと思い検索したところ、同じような内容の注意事項が並んでいたので、こちらのお手入れ方法をすれば問題はなさそうです。

錫や銅等の金属製の酒器は長期間使用することによって、変色やくすみは仕方のないこと。

変色が気になる方は、重曹や歯磨き粉で磨き上げると、再び輝きが取り戻せるようです。

革製品の様に使用する毎に色合いが変化していく様も、陶器には味わえない魅力があるからから愛着が湧いてくるんですね。

「made in燕三条」ものづくりのまち・新潟県燕市

こちらの【おいしいぐい呑み】は、新潟県燕市に構える新越ワークスさんが製造しており、燕市と言えば「ものづくりのまち」として知られています。

スプーンやフォークなどの金属洋食器の生産で世界的なシェアを誇り、キッチンツールの生産も盛んな工業都市で、なんとカトラリー(金属洋食器)の国内シェアは90%以上なんだとか!

輝きや造形の美しさはもちろん、使いやすさにおいても高く評価されているんです。

その評価は日本だけに留まらず、世界からも高く評価されています。

燕市の金属の物づくりの歴史は江戸時代まで遡ること400年、燕三条では水害の多発する地域で、新田の開発が難しいため農家の副業として和釘づくりを始めたことがルーツだそうです。

和釘作りがきっかけで、金属加工業が盛んになった燕市。検索すると、ハイセンスで高級感があるカトラリーを製造する企業がたくさんあり、料理好きな方はきっと気に入るはずです。一度は訪れてみたいと感じました。和釘づくりが長い歴史を経て、世界に誇れる産業へ。先人に感謝と敬意を表したいですね!

新越ワークスさんのマルチな商品開発

そんな燕市に歴史やロマンを感じ、新越ワークスさんという会社も気になり調べたところ、金網製品を中心とした調理器具をメインに、アウトドア用品やペレットストーブの開発・販売までを行うメーカーさんです。

目的ごとにブランドを展開しており、私が購入したぐい呑みや、業務用厨房用品や家庭用キッチンツールのブランド名はThree snow(スリースノー)、アウトドア器具をUNIFLAME(ユニフレーム)というブランド名で展開しているようです。

元は、現在アウトドア器具を手がける「ユニフレーム」が社名でしたが、2014年に社名を「新越ワークス」へ変更しています。

アウトドア用品では歴史あるブランドで、キャンプ好きの方は一度は必ず目にした事があるはずです。アウトドア用品は金属製品が多いので、「なるほど、確かに金属加工技術を活かせるな」と感じました。

今は空前のアウトドアブーム。さすが新越ワークスさん、先見の明があったとしか考えられません!

受継がれた技術を多様な製品へ

驚く点は、安価な中国製なども多い中で、アウトドア用品やザルやボウル、トングなど多種多様なキッチンツールの製品のほとんどを本社・工場のある燕市、つまりメイド・イン・ジャパンで提供しているんです。

ものづくりの街・燕市で培った伝統や技術と、時代に合わせた商品作り。並々ならぬこだわりを感じますよね。

それでいて、価格帯も比較的リーズナブルなので、感服するばかりです。

シンプルで質の高い製品づくりを、国内で製造する。こういったこだわりを持った企業は応援したくなりますよね!

まとめ

一目ぼれで購入したぐい呑みから、ここまでの発見が得られ勉強になったと同時に、歴史あるまちの工業技術が脈々と受け継がれ、その技術を新しい形に転換し、国内生産で消費者へ提供してくれる企業がまだまだ沢山あるんだなと感じました。

ちなみに新越ワークスさんの経営方針を一部抜粋させて頂くと、

「わたしたちは新しい価値を創造し続ける製造工場です。わたしたちの製品は世の中の役に立ち、多くの人に喜びを与え続けます。」

https://www.shin-works.co.jp/quality

との事。

ものづくりに愚直で、製品で消費者を喜ばせたいという、いかにも日本的なおもてなしが感じられ、とても良いなぁと感じました。

私はこの酒器でお酒を飲める喜びを感じています。

また「おいしいぐい呑み」でおいしいお酒を頂き、明日から頑張ります!

皆さんもたまには宅飲みで、一杯いかがでしょうか?

お気に入りの酒器で。

それでは、乾杯!

ライター:sugarcubeyolyol

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