「タイパ(タイムパフォーマンス)」
「時短」
私たちの生活に、このようなキーワードがあふれるようになったのはいつからでしょう。
そんな毎日の中で、あなたがあえて時間をかけていることはありますか?
1日24時間の中、もしかしたら1週間、1ヶ月かもしれませんが、ほんの数分でも、こころ休まる時間を過ごせているでしょうか?
そんな時間を一緒に過ごしたい、
「ジャパンポーレックスのコーヒーミル」をご紹介します。
ジャパンポーレックスのコーヒーミルとは?
ジャパンポーレックスは、独自の特殊な成形方法により、精巧なセラミック製品を開発し、主に3種類の家庭用品(ミル類、おろし器、しょうゆ差し)を製造・販売している会社です。
1978年、大阪府箕面市で創業し、現在は鹿児島県霧島市に本社と工場を構えています。
コーヒーミルはジャパンポーレックスの代表的な商品で、「令和2年度九州地方発明表彰」では特別賞 文部科学大臣賞を受賞しています。
「世の中にないものづくりをする」というコンセプトのもと、創業時の1978年頃、粉末の胡椒を使うのが一般的だった時代に、日本で初めて胡椒を粒から挽くセラミック刃のスパイスミルを開発しました。
セラミックの原料は鉱石で、金属のように錆びたり金属臭がないため、食材本来の風味をそのまま楽しめます。またセラミックは摩耗が少なく、経年劣化や腐敗がほとんどないため、長く愛用できる製品です。
ジャパンポーレックスの製品は、セラミック製品はもちろん、ステンレスやプラスチックなどの部品や資材はすべて日本製で、組み立ても鹿児島の工場で行っています。
本当にすべてが日本製!正真正銘の「All made in Japan」。世界が認める最高水準の品質と信頼度です。
すべてが日本製という商品は、なかなか難しくなってきている昨今で、このこだわりを持ち続け、コンセプト通りの製品を生み出し続けているその姿勢が本当にカッコいいです!日本のものづくりに対する熱い思いとプライドが、ぎゅっと詰まっています。
社名に「ジャパン」が付くのもうなずけますよね。
そして、ジャパンポーレックスの、
「世の中にあるものの再現ではなく、ゼロからあるべき姿をつくり上げる」という理念も、開発型企業の挑戦し続ける姿勢が想像でき、尊敬します。
どんなことでもそうですが、ゼロからつくり上げるということは、そう簡単なことではないですからね。
ジャパンポーレックスのこだわり
私とジャパンポーレックスのコーヒーミルの出会い
「豆から挽いて淹れたコーヒーが、こんなにおいしいものだったとは!」
これまでの人生の中で、コーヒーがこんなにもその存在感を放つことはありませんでした。
どちらかといえば紅茶派で、コーヒーは20歳頃からインスタントコーヒーをほんのたまに飲む程度。社会人になってからは、1日1杯は飲んでいましたが、会社では相変わらずインスタントコーヒー。こだわりといえば、ブラックですっきりと飲むということくらいでした。
たまに挽いた豆を買って自宅で淹れるドリップコーヒーの香りに、仕事の疲れやストレスを癒やされる、私にとってコーヒーはそんな存在でした。
14年ほど前、コーヒーのテイスティングをする機会があり、そこで初めて、器具を揃え、豆を挽き、数種類のコーヒーを飲み比べするという体験をしてから、そんなコーヒーの存在が一変しました。
テイスティングは、電動式のミルで豆を挽き、フレンチプレスでコーヒーを淹れるスタイルでした。
コーヒー豆の色は焙煎の仕方でかなり違い、プレス用に挽いた豆は、いつも飲んでいたドリップ用の豆より粗い挽き方でした。
豆を挽いていくと、あのいい香りが漂います。温めておいたプレスに挽いた豆を入れ、お湯を注ぐと、さらに香りが広がります。思わず、鼻からその香りを大きく吸い込みました。
いい香りというのは、人の期待値を高めるものなのですね!抽出時間中、ずっとワクワクしながら待っていました。
コーヒーをカップに注ぎ、まずはじめに香りを楽しみました。挽きたての豆から淹れたコーヒーは本当に香り高く、焙煎されたものではあるけれど、出来立ての新鮮な感じがしました。それぞれ個性があり、ずっとその香りを楽しんでいたいくらいでした。
次に口に含んで味と香りを楽しみました。初心者の私でも、数種類を比較をするとそれぞれのコーヒーの特徴がよく分かりました。
- レモンのような爽やかな酸味のあるもの
- フルーティーで軽やかな口当たりのもの
- どっしりとしたコクがあり重みを感じるもの
- 甘味の後にスパイシーさを感じるもの
- 飲んだ後もスモーキーな香りが続くもの
- 甘みの中にアーモンドのような香ばしさを感じるもの
などなど。
これまで、何種類ものコーヒーを一度にじっくりと味わったことがなかったので、それぞれの違いを体感し、それを言葉で表現することでコーヒーの世界の奥深さを初めて知りました。
そして、どれもおいしかった!
挽きたての豆で淹れるコーヒーがこんなにおいしいなんて知らなかった!
コーヒー豆の産地や焙煎法だけでなく、コーヒーを淹れる器具やそれに合った豆の挽き具合でも違いが出るということもその時、初めて学びました。
「やっぱり、飲む直前に豆を挽いて淹れたコーヒーは全然違うな〜!」と、テイスティングの帰り道、コーヒーミルやプレスを探している私がいました。
それからライフスタイルに合うコーヒーミルを探し続け、私が最後に選んだのが、ジャパンポーレックスのコーヒーミルでした。
このテイスティングを機に、私の中でコーヒーは、なんとなくそこにあるから飲むもの、ストレス解消のために飲むものではなく、挽きたての豆の香りから味わうためにしっかりと時間をとって、豆を挽くところからゆっくりと楽しむもの、こころ休まる時間を過ごすために飲むものへと変わっていきました。
ジャパンポーレックスのコーヒーミルの魅力とは?
私にとっては、もはやその存在自体が魅力なのです。
1.コーヒーを楽しむ時間になくてはならない、その存在感
コーヒー豆を挽く時間は、忙しい私たちにとってはもしかしたら少し贅沢な時間なのかもしれません。
その5分があったら掃除ができるとか、その時間でメール1通返信できるとか、その時間でさえ寝ていたいとか…
価値観や時間の使い方は人それぞれですが、私にとって豆を挽くところから1杯のコーヒーを楽しむ時間は、自分がゆったりとした気分で過ごせ、その時間を大切な人と共有できる時間で、これからも大切にしていきたい時間です。
そして、その時間に必要なものは、電動式のコーヒーミルではなく、ジャパンポーレックスの手動のコーヒーミルなのです。
主役級の存在感です!
手動のミルを回していると、そこには自然と会話が生まれます。たいした話しではなく、日常の一コマなのですが、そんな時間も私にとってはこころ休まる幸せな時間なのですよね。
そして、ひとりでのんびりとミルを回し、自分のためにだけに淹れるコーヒーを楽しむ時間もまた、私の大好きな時間です。
電動式ミルだったら、この時間は生まれないかもしれませんね。
では、なぜジャパンポーレックスのミルなのか?
2.「All made in Japan」のクオリティは本物
私の父は毎年、長野県の上高地で夏を楽しみます。
ジャパンポーレックスのコーヒーミルを購入した年の夏、「上高地の美味しい水で淹れたコーヒーが飲みたい!」と父からリクエストがあり、数種類のコーヒー豆を準備しました。
父はコーヒーミルの使い方を予習し、その夏はコーヒーミルと一緒に上高地に出かけていきました。
父が上高地に着いて数日が経った頃、電話がかかってきました。
「このコーヒー豆はどこのコーヒー豆?それから、このコーヒーミルはどこの製品?」
現地で知り合いになった海外の方と一緒に、持参したセットでコーヒーを楽しんでいたら、とても美味しいと気に入ってくれて質問されたとのこと。
特にコーヒーミルに興味があり、ずっとミルを回して豆を挽いてくれたらしく、かなり気になっている様子でした。
「たしかコーヒーミルの裏側に刻印があったから、それを見せてあげて!」
後日、父からの電話で、その方はコーヒーミルが日本製であることを知ると感動していた様子で、すぐにスマホで調べて、日本滞在中に買えたらいいなと言っていたそうです。
父は英語がまったく話せませんし、海外の方もカタコトの日本語だったと思います。
そんな状況の中の、ほんの数十分程度のやり取りで、このコーヒーミルの事をもっと知りたい、購入したい!と、それだけ魅力的に映った理由は、やはり日本製のクオリティの高さにあると思います。
コーヒー文化が栄えているのは、日本よりも欧米各国です。豆の種類やコーヒー関連の器具も、これまでの歴史とともに進化し、最先端の技術で素晴らしいものがたくさん揃っているでしょう。
そのような中で、日本製の、手動のコーヒーミルがこうやって選ばれる、わずかな時間の中でそれだけの価値を感じてくれている…。
私は生産者ではありませんが、この商品を選んだことを誇りに感じるくらい嬉しかったですね!
そして、日本のものづくりの真髄を、海外の方から教わったような気がした、そんな出来事でした。
厚みはそれほどない円筒状のコーヒーミルは、13年経った今でも変形することなく、気持ちいいほどスッ!っとスムーズに合わさり、ストレスなく組み立てができます。
豆の挽き具合の調整も、ネジをひとまわしすると変化するというシンプルな設計ながらも精度が高く、好みの粗さにきれいに豆が挽けます。ひっかかりもなくスムーズにハンドルが回せ、回転中のハンドルの抜けもなく快適です。
ハンドルの長さも、これ以上長くても短くても、きっと使い勝手や安定性がよくないのだろうなと感じられるサイズ。
またミルのサイズも、女性でも持ちやすいサイズで、これも緻密に考えられたものなのかな?と感じています。さらにロゴマークや会社名は本体側面の目立つ場所ではなく、なんと挽いた豆を受けるケースの裏側!これには奥ゆかしさを感じるとともに、ブランド名ではなく品質で勝負しているという強い気持ちを感じずにはいられません。
日本人の繊細な気遣いの感覚から生まれる、誰でも分かりやすく安心して使えるという視点や全てが日本製という品質の高さへの誇りが、この製品の随所に感じられます。
父が上高地で出会った海外の方も、瞬時にこれを感じ取られたのではないかと思います。
日本人からすれば、これらは当たり前の事なのかもしれませんが、日本という国に生まれ、そこで培われてきた感覚で育った日本人が、その感覚で作るからこそできるものづくりだと思うのです。
使う人のことを考えに考え抜き、細部まで手を抜かない誠実さとこだわりが品質を支え、完成度の高い製品を生み出しているのだと、この商品を選んでから13年間ずっと感じ続けています。
ジャパンポーレックスのミルはこんな方におすすめ!
電動式のコーヒーミルなら、わずか数十秒で豆が挽けます。簡単で早くてラクです。
ジャパンポーレックスの手動のコーヒーミルは、こんな方におすすめします。
1.豆を挽く時間からゆっくりとコーヒーを楽しみたい方
コーヒーミルの豆の挽き具合の調整から始まり、ゴリッゴリッという心地よい音と感覚が手に伝わってきます。その香りをゆっくりと楽しみながら、1杯のコーヒーのために、少しだけ時間を使う。そんな時間の使い方もいいなと思われる方におすすめします。
2.使用後は毎回、水洗いしたい方
ジャパンポーレックスのコーヒーミルは、セラミック刃やステンレス素材なので、使用後は分解して水洗いができます。コーヒー豆の油分や汚れをきれいに洗い流せるので、次に使うときも新鮮なコーヒーの風味を楽しめ、清潔で気持ちがいいです。
3.コーヒーに金属臭をつけたくない方
ジャパンポーレックスのコーヒーミルはセラミック刃なので、コーヒー豆の風味を損なわず粉砕できます。素材そのままのフレッシュさがあるような気がします。また粉砕時の摩擦熱を気にされる方にもおすすめです。
4.コンパクトに収納したい方
500mlのペットボトルよりもスリムなサイズで、キッチンの引き出しにも無理なく収納できます。今のところ収納場所に悩んだことは一度もありません!
5.キャンプなどに持ち運びしたい方
トレッキングやキャンプでコーヒーを楽しみたい方には強くおすすめします。空気の澄んだ、時間がゆっくりと流れているような場所で、コーヒーを淹れる時間やコーヒーの香り、温かさ、そのおいしさは、いつまでもあなたやあなたの大切な人の記憶に残ることでしょう。
ジャパンポーレックスのコーヒーミルの詳しい使用法は下記をご参照ください。
愛用歴13年の直伝!コーヒーミルのお手入れ法
「一度作ったものは大切に長く使って欲しい」というジャパンポーレックスの思いと、こだわり抜いたジャパンクオリティにあふれたコーヒーミル。
この商品を選んだ私たちは、生産者の思いをしっかりと受け止め、大切に使い続けていく事で、その思いに応えられるのではないかと思います。
そのためのお手入れ法はとても簡単です!
1.使用後はコーヒーミルを分解して、部品ごとにコーヒー豆の油分や汚れをしっかりと落とします。
セラミック刃の溝の部分は小さなブラシを使うと綺麗に汚れが落ちますよ。
この片付けまでが、私がコーヒーを楽しむ時間の中に入っています。
2.水分を拭き取り、しっかりと乾燥させます。
特にセラミック刃の部品は重要なパーツなので、傷にならないよう私はタオルの上にのせて、予測不能なアクシデントが起きてもその影響を受けない場所で乾燥させています!ちょっとしたお宝を扱うような、そんな気持ちで扱っています。
ジャパンポーレックスのコーヒーミルはどこで買える?
ジャパンポーレックスのコーヒーミルは、ジャパンポーレックス公式サイトから購入することができます。
コーヒーミルは2種類あります。
その他、amazonや楽天市場などのネット通販でも販売されています。
ジャパンポーレックスの公式サイトにも注意がありますが、模倣品も多数出回っているようですので、信頼できる販売元からの購入や、ジャパンポーレックス公式サイトからの購入をおすすめします。
大切な存在と過ごす時間を…
今回は「ジャパンポーレックスのコーヒーミル」をご紹介しました。
みなさん、いかがでしたでしょうか?
久しぶりにジャパンポーレックスの公式サイトを見てみると、私が購入したコーヒーミルの最新バージョンが販売されていました。
リニューアルのポイントを見ていくと、使う人の事を本当によく考え、改善し、細かいところまで繊細な感覚で、正確に、丁寧に仕上げ、そしてカタチにし、その後もさらに継続していくという、誇りに満ちた姿が想像できます。
日本のものづくりは、本当にすばらしいです。
「これからもよろしくね!」
最新バージョンのコーヒーミルは気になりますが、私がこれからも時間を一緒に過ごしていきたいのは、やっぱり「あなた」なのです。
みなさんも、ゆったりとした時間を一緒に過ごしたい、大切な存在が思い浮かぶでしょうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ライター:tmintchoco